アイスコーヒーを作っていて一番の悩み、それはせっかくのコーヒーが氷で薄くなってしまうこと。
ホットコーヒーならおいしくできるのに、アイスコーヒーにすると分量が難しく感じてしまうこと、ありますよね。
氷でコーヒーが薄まる!
アイスコーヒーが飲みたくてドリップしたけれど、せっかく氷で薄くなってしまった経験はありませんか?
ホットコーヒーと同じようにおいしいコーヒーをドリップしたはずなのに、氷で薄くなってしまったアイスコーヒーを飲むのは悲しいですよね。
少しのコツとポイントを踏まえて、アイスコーヒーが氷で薄まってしまう問題を解消しましょう。
薄まるからといって氷の量は減らさない
いつも通りのドリップでは、コーヒーは必然的に氷で薄まってしまいます。
そのため、あらかじめ氷が溶ける量を計算することがポイントです。
ただし、氷がある程度溶けても、氷が残っていることが理想です。
氷で薄まるからといって氷の量を増やすと、冷え切らなかったり飲む頃には氷がなくなってしまいます。
コーヒーの抽出量を減らす
アイスコーヒーをたっぷり飲みたいからといって、たくさんの量を抽出すると薄くなる原因となってしまいます。
アイスコーヒーをドリップする際のポイントは、いつもの半分ぐらいの量を抽出することです。
コーヒーは最初が一番濃い
コーヒーをドリップする際、最初と最後では濃度が全然違います。
コーヒーの抽出は、最初が一番濃く、だんだん薄くなってくものなのです。
そのことを考えると、コーヒーの抽出量を減らしても十分に濃いコーヒーが出来上がるということになります。
アイスコーヒーを氷で薄くしないためには、濃い味のコーヒーを淹れることが大切。
また後半は雑味も多くなるので、前半のうちに抽出されたコーヒーが一番濃くておいしいということを覚えておきましょう。
ドリップの後半は、抽出量や濃度を調整する工程と考えておいてください。
お茶や紅茶は最後が一番濃い
お茶や紅茶を淹れる際、ティーパックを長く浸しておくと渋くなったり濃すぎたりしますよね。
コーヒー抽出の原理は、お茶や紅茶とは逆。
コーヒーは最初が濃いことに対して、紅茶やお茶は最後が濃いです。
お茶や紅茶と同じような感覚を持っていると、アイスコーヒーがうまく作れない原因となってしまいますので、抽出のされ方が違うということを覚えておきましょう。
コーヒーと氷を合わせて150ccになるように
コーヒーの一杯分は、一般的に150cc前後とされています。
そのため、コーヒーと氷を合わせて150ccになるように抽出しましょう。
氷とコーヒーを半分ずつの割合としておくと、わかりやすいと思います。
もっとたくさんコーヒーを飲みたいという人は、氷とコーヒー抽出量の両方を増やすようにしましょう。
水出しコーヒーなら薄くなりにくい
コーヒーを急冷させてアイスコーヒーを作る場合は、氷の量や抽出量をしっかり測ることで改善できます。
しかし、水出しコーヒーなら氷で薄くなる問題を解消しやすいです。
水出しコーヒーとは、コーヒーの粉を水でゆっくりと抽出する方法です。
抽出している間は冷蔵庫で保管するので、冷たい状態が維持されます。
そのため氷との温度差が低く、氷の入ったグラスに水出しコーヒーを入れても薄くなりにくいでしょう。
薄くないアイスコーヒーを楽しみましょう
氷で薄くならないアイスコーヒーを作るポイントは以下の3つです。
- 抽出量を少なくする
- 薄まるからといって氷を少なくしない
- 氷と合わせて150cc程度になるように抽出
せっかく上手にドリップできたコーヒーは、アイスコーヒーでもおいしく飲みたいですよね。
コツやポイントを押さえておけば、誰でも簡単に氷で薄まらないアイスコーヒーができるようになります。
アイスコーヒーが飲みたくなったら、ぜひ実践してみてくださいね。
コメント