「80〜95℃」が基本。お湯の温度調整でコーヒーの味がどう変わるのか解説

沸騰豆知識
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

コーヒーを淹れる際、お湯の温度には気を使っていますか?

なんとなく「沸騰したお湯」でコーヒーを淹れているという人は、少し温度に気を使ってみるとおもしろいですよ。

 

おんど
おんど

コーヒーの味って、お湯の温度で微調整できるんです。

 

コーヒーの抽出で「お湯の温度」は、味の微調整ができる大切なポイント。

 

この記事でわかること
  • お湯の温度の基本は「80〜95℃」
  • お湯の温度が「高い」「低い」とどうなるか
  • お湯の温度の調整方法
  • 焙煎度によるおすすめのお湯の温度

 

お湯の温度を調整して、コーヒーの味をコントロールしましょう。

 

 

スポンサーリンク

基本的なお湯の温度は「80〜95℃」

コーヒー

コーヒーを淹れる際、基本となるお湯の温度は「80〜95℃」の範囲内としましょう。

 

お湯が80℃以下の温度なら、コーヒーの成分がうまく抽出されません。

対して、お湯が95℃以上なら、雑味が多く出てしまいます。

 

コーヒーの味を調整するなら、お湯の温度は「80〜95℃」の範囲内にしましょう。

 

お湯の温度が「高い」「低い」とコーヒーの味はどうなる?

コーヒー

お湯の温度を調整することで、コーヒーの味がどう変わるのかを解説していきます。

 

お湯の温度が高いと、苦味が強くなる

高い温度のお湯でコーヒーを淹れると、コーヒーの苦味成分が抽出されやすくなります。

そのため、コーヒーの苦味が苦手という人は、お湯の温度を少し低めにして抽出するようにしましょう。

 

いつもの温度が95℃なら、90℃ぐらいまで下げてみてください。

 

お湯の温度が低いと、酸味が強く感じる

お湯の温度を低くすると、酸味を強く感じるようになります。

 

実は酸味は、温度による影響が少なく「高温」でも「低温」でも、抽出される酸味の成分は変わりません。

 

なぜ低温では酸味が強く感じるかと言うと「高温で淹れることによって苦味が強くなるため、酸味が隠れるから」です。

 

「酸味が強い」と感じたら、少しお湯の温度を高めに設定してみましょう。

 

お湯の温度の調整方法

お湯の調整方法は、簡単です。

一番手軽な方法は、沸騰したお湯に少し水を足すだけ。

 

またもうひとつの方法は、沸騰させたお湯を「ドリップポット」に移すだけで、お湯の温度が少し下がります。

それだけで、だいたい「95℃近く」まで下がるでしょう。

 

もっと下げたいなら「沸騰させたお湯をサーバーに移し、それを更にドリップポットに移す」と良いです。

 

ドリップポットを直接火にかけている場合、温度が高くなりがちです。

できれば電気ケトルやヤカンで沸かし、そのお湯をドリップポットに移してみてください。

 

湯温計を買うと、温度調整が便利

温度をちゃんと計りたいなら、湯温計が便利です。

湯温計は安いので、ぜひ持っておいてください。

 

ドリップポットに付けっぱなしで大丈夫なので、お湯の温度を計るのが苦じゃないです。

 

 

焙煎度で湯温を変えると、コーヒーの味を微調整できる(浅高深低)

コーヒー

コーヒーを淹れる時のお湯の温度は「浅高深低」がおすすめです。

これは「浅い焙煎なら高い温度、深い焙煎なら低い温度」という意味。

 

前述した「苦味」や「酸味」をコントロールするための方法です。

 

焙煎度によって、お湯の温度を調整してみましょう。

浅煎り、中煎り、深煎りそれぞれでおすすめの湯温をご紹介します。

あくまでも目安になりますが、基準として好みの味の参考にしてみてください。

 

  • 浅煎り:90〜95℃
  • 中煎り:85〜90℃
  • 深煎り:80〜85℃

 

5℃単位で、ざっくり調整できるようにしました。

お湯の温度は大事ですが、気を使いすぎるのも疲れてしまうので、ある程度の範囲内で調整してみてください。

 

 

お湯の温度を調節して抽出してみましょう

コーヒー

お湯の温度によってコーヒーの味は変わる、ということをご紹介しました。

ですが、細かく考えすぎなくても良いです。

 

季節や体調によって「おいしい」の感じ方は変わるし、その時によって最適なお湯の温度も変わります。

 

自分好みのコーヒーの味を見つけるために「お湯の温度」を利用することは良いですが、縛られすぎないようにしましょう。

 

難しく考えて淹れるコーヒーよりも、気楽に淹れたコーヒーのほうがおいしい場合もあるし、淹れるのも楽しくなります。

 

せっかくコーヒーを淹れて飲むなら、楽しく淹れておいしく飲んでみてくださいね。

お湯の温度調整が、そのひとつの手助けになればと思います。

 

コメント