コーヒーをハンドドリップする時にペーパーは濡らす?濡らさない?

ハンドドリップ ハンドドリップの淹れ方
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ペーパーフィルター濡らす派?濡らさない派?

コーヒーのハンドドリップに慣れてきたら、もっと上手に淹れる方法を探す人は多いと思います。そんな人は、蒸らしをする前にペーパーにお湯をかける情報や動画を見たことはありませんか?

この記事では、コーヒーをハンドドリップする際にお湯をかけるメリットやデメリット、どちらが良いのかについてご紹介していきます。細かいところですが、味に違いはあるのでしょうか?

【結論】濡らしても濡らさなくても良い

さて、いきなり結論になりますが、濡らしても濡らさなくても味や香りに大差はありません!では濡らさないほうがドリップが楽と簡単に言い切れるでしょうか?ドリップの際にペーパーフィルターを濡らすとどうなるのかを検証してみたので、参考にしてみてください。

ペーパーフィルターを濡らすと起こる5つのこと

ハンドドリップの蒸らしの前にペーパーフィルターを濡らす濡らさないのとでは、若干ドリップの時と味に違いが出てきます。5つの現象を見ていきましょう。

1. ペーパーフィルターの匂いが取れる

よく嗅いでみたら分かるのですが、ペーパーフィルターにも若干匂いが付いています。お湯をかけることで元々の匂いを少しとることができます。特に無漂白の茶色のフィルターは、その匂いを感じやすいでしょう。

しかし、濡らさずにドリップしても、出来上がったコーヒーからはその匂いを感じることはできません。本当に微妙な香りの違いが分かる人にとっては分かるのかもしれませんが、普通は分からないレベルであると言えます。

ただし、むき出しの状態でペーパーフィルターを保存している人は、料理や生活臭などの匂いが染み付いている可能性があります。保存場所を変えるか、ジップロックなどに入れて保存をしたり、場合によっては蒸らしの前にお湯で濡らすようにしてみると良いでしょう。

2. ペーパーフィルターの味が取れる

ペーパーフィルターには、若干味が付いています。試しにペーパーフィルターを濡らして落ちたお湯と、普通のお湯を飲み比べてみました。本当に若干ですが、ペーパーフィルターの味が付いています。ただし、これもコーヒーをドリップしたら分からないレベルです。

3. ペーパーフィルターがドリッパーに密着する

ペーパーフィルターを濡らすと、ドリッパーに密着します。濡らさない場合は、ドリッパーとパーパーフィルターの間に隙間があります。この隙間は、ちょっとした役割をしてくれています。

コーヒー豆にお湯を注ぐと、コーヒー豆が膨らみます。この膨らみは、コーヒー豆の中にある炭酸ガスが抜けていっている証拠です。ドリッパーとペーパーフィルターの間の隙間は、その炭酸ガスの抜け道としての役割を持っているのです。

密着していることでどうなるでしょうか?炭酸ガスの抜け道は、ドリッパーの上部しかなくなります。ハンドドリップでは、炭酸ガスを上手に逃がしながら淹れることが、ポイントのひとつです。ペーパーフィルターを濡らすことでドリッパーと密着してしまうことは、少しのデメリットであると言えるでしょう。

4. お湯の注ぎやすさが変わる

ペーパーフィルターを濡らすと、ドリッパーと密着するのでお湯の注ぎやすさが若干変わってきます。ハンドドリップでは、ドリッパーの淵にお湯をかけてはいけませんので、お湯で濡らしてドリッパーとペーパーフィルターを密着させていたほうが、注ぎやすくなるでしょう。

とはいえ、ハンドドリップに慣れてくると密着していない状態でもドリッパーの淵にお湯をかけずにドリップすることはできますので、注ぎやすいかどうかは個人差があると言えます。

5. サーバーやドリッパーが温まる

ハンドドリップではサーバーやドリッパーをあらかじめお湯で温めておくことが、おいしく淹れるポイントです。お湯とドリッパー、サーバーの温度差を減らすことで、よりおいしいコーヒーが出来上がるようになります。ドリッパーにセットしたペーパーフィルターをお湯で濡らすことで、ドリッパーとサーバーを温めることができます。

しかし、あえてペーパーフィルターをセットする前でも、お湯で温めることはもちろん可能です。ペーパーフィルターを温める必要はあまりないので、ペーパーフィルターを濡らすことのメリットではないと考えられます。

ドリッパーによって濡らす濡らさないを決めても

ドリッパーによってペーパーフィルターを濡らすか濡らさないかを決める、という方法もあります。ドリッパーには数種類ありますが、まずハリオのV60やカリタ式、コーノ式は濡らさないほうが良いように思います。

理由は、ドリッパーの構造がペーパーフィルターと密着しないようになっているからです。いずれのドリッパーも内側にリブが付いています。これはパーパーフィルターとドリッパーの間に隙間ができるようにしているからです。

メリタ式は濡らしても良いかも

ドリッパーの中でもメリタ式のドリッパーに関しては、お湯で濡らすのもアリかもしれません。メリタ式のドリッパーはゆっくりとコーヒーを抽出することが特徴です。お湯がドリッパーの内部に溜まりながら、小さなひとつ穴からじっくり抽出されていきます。これは多くのドリッパーが透過式であることに対し、浸漬式に近いと言える構造です。

そのためメリタ式ドリッパーは、最初から最後までお湯がドリッパーの中に溜まるように、ペーパーフィルターを濡らしておくこともひとつの方法と言えるでしょう。

使うドリッパーごとに濡らす、濡らさないを決めてドリップするのも、楽しいかもしれませんね。

ハンドドリップは奥が深い

ネットやYouTubeには、様々なハンドドリップの方法が紹介されています。そんな中での方法のひとつが、ペーパーを濡らすか濡らさないかです。どちらのほうが良いと簡単に言い切ることはできませんが、コーヒーの味を微妙に左右することは確かです。

そこまで味を細かく追求できるのも、ハンドドリップの魅力のひとつと言えるでしょう。ハンドドリップはとても奥が深く、単純な作業ながら新しい情報がどんどん出てきています。ぜひ色々研究して自分なりのハンドドリップのコツを掴み、おいしいコーヒーを淹れてみましょう。

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