コーヒーを飲めるようになりたいけれど、どうしても苦味や酸味が苦手…という人は多いと思います。結論から言えば、無理をして飲む必要はありません!コーヒーはそもそも嗜好品。楽しんで飲むべき飲み物です。
とはいえ、飲めるようになりたいという人も多いでしょう。おいしそうにコーヒーを飲む大人な姿に憧れたり、コーヒーの持つカフェインやクロロゲン酸といった成分に興味がある人もたくさんいます。
そもそもなぜコーヒーが苦手なのか、一度考えてみたら答えが見つかって、少しずつ飲めるようになるかもしれませんよ。
コーヒーが苦手なのには理由が

コーヒーが苦手と感じている人、それは決して恥ずかしいことではありません。コーヒーが苦手、嫌い、飲めないというのにはちゃんとした理由があります。そして克服することもできます。
ある日突然飲めるようになったり、おいしさに目覚めることもありますよ。
コーヒーの味、香りに慣れていない

コーヒーの味や香りは、慣れが必要です。逆に言えば、慣れることでコーヒーが飲めるようになる可能性があります。
家庭環境が影響している
育ってきた家庭でコーヒーを飲む習慣がなかった場合、コーヒーに触れる機会が必然的に少なくなります。家族がコーヒーを飲んでいないと、コーヒーを飲もうという気持ちは起こらないものでしょう。
これまでの家庭環境を変えることはできません。コーヒーが飲めるようになるためには、少しずつコーヒーの味や香りに慣れていくことです。少しずつ飲めるようになりますよ。
苦味は生き物が嫌う味

コーヒーの代表的な味は「苦味」です。苦味とは本来、生き物が嫌う味覚のひとつです。苦味のある植物などは、防衛手段として苦味を持っているとも言われています。
人間が苦味を嫌うのは本能的なものなので、ごく自然なことです。
苦味が嫌いなのは当然のこと
生き物として、苦味に対して苦手意識を持つことは当然です。そのため、コーヒーをおいしいと感じなくても当たり前と言えるでしょう。とはいえ、コーヒーの苦味が好きという人は多いです。前述したように苦味には慣れも必要ですし、年齢とともに味覚も変わってきます。
例えばピーマンやゴーヤなどは苦味が強いけれど、おいしく食べられるという人も多いでしょう。これも慣れのひとつです。また最初からおいしく食べられる人もいれば、いつまでも苦手な人もいます。
コーヒーを飲んでいくうちに、だんだんと「この苦味は安全なものだ」と体が慣れてきます。そうなればコーヒーに対する違和感もなくなり、おいしくコーヒーが飲めるようになるでしょう。
良いコーヒーを飲んでいない

コーヒーは、鮮度が命の飲み物です。新鮮なコーヒーは渋みや嫌な苦味、酸味が少ないためとても飲みやすいことが特徴です。インスタントコーヒーや缶コーヒーを飲んでおいしくないと感じている人は、一度コーヒーにこだわっているコーヒースタンドやカフェでコーヒーを飲んでみてください。
新鮮なコーヒーにチャレンジしてみる
新鮮なコーヒーを飲んだら、これまで飲んでいたコーヒーとまったく別物と感じる場合も多いです。興味を持ったら、自宅でもコーヒーを淹れてみるのも良いでしょう。
コーヒーは産地や農園によって、様々な味や香りがあります。中には紅茶のようなフレーバーのコーヒーもあるので、自分好みのコーヒーを探してみてください。
苦味に慣れていない

少し前述しましたが、苦味には慣れが必要です。飲んでいくうちに、だんだんとコーヒーの苦味に慣れてきます。訓練する…というとハードルが高いですが、少しずつ飲む習慣をつけることによって、コーヒーの苦味においしさを感じるようになるかもしれません。
飲んでいるうちに慣れてくる
野菜の苦味と同じように、食べていくうちにだんだんと苦味がおいしいと感じるようになります。ただし、すぐに慣れるようなことはないので、少しずつ慣れていくべきでしょう。無理に飲んで克服しようとすると、逆にしんどい思いをしてしまうかもしれません。
酸味に慣れていない

コーヒーの酸味も、代表的な味のひとつです。実はコーヒー好きの中でも、酸味が苦手という人は多いです。ぼくもどちらかと言うと、酸味より苦味のほうが好きです。
酸味の少ない深煎りを飲んでみる
コーヒーの酸味が苦手な人は、浅煎りを避けて深煎りのコーヒーを飲んでみると良いでしょう。浅煎りは酸味が強いことが特徴です。
これは良い点でもあるのですが、苦手な味に無理して挑戦する必要はありません。逆に深煎りは苦味が強いので、苦味が嫌いな人は浅煎りのコーヒーを飲んでみてください。
歳を取れば飲めるようになる

今コーヒーが飲めなくても、年齢を重ねるとだんだんと飲めるようになるかもしれません。そのため、特別に訓練をしなくても、自然とコーヒーがおいしいと感じるようになることもあるでしょう。
味蕾の数が減る
人間の舌には、味蕾と呼ばれる味を感じる器官があります。この味蕾、年齢とともに減っていくのです。簡単に言えば、味覚が衰えていくということです。そのため、苦味や酸味がマイルドに感じるようになります。
子供が苦い食べ物が嫌いという理由は、味蕾の数が影響していると言われています。大人になれば苦いものを食べたり飲んだりできるものです。これは、味蕾が減っているという証拠とも言えるでしょう。
コーヒーにミルクや砂糖を入れるのは邪道?

コーヒーがブラックで飲めないからといって、無理にブラックで飲む訓練をしなくても良いと思います。というのも、ミルクや砂糖を入れることによってコーヒーの味が引き出される場合もあるからです。
要はおいしく飲めれば良いので、ブラックでコーヒーが飲めないという人は、たくさんミルクや砂糖を入れて飲みましょう。そうすることで、いつの間にかブラックコーヒーが飲めるようになるかもしれませんよ。
気軽にコーヒーを楽しむために
コーヒーは気軽においしく飲むものです。ブラックコーヒーを克服したいと思っている人も多いですが、無理して飲むと逆効果になってしまうでしょう。
まずはおいしく飲めるように工夫してみてください。ミルクや砂糖を入れたり、いろんなコーヒー豆を試してみるのも方法のひとつです。
おいしくコーヒーが飲めるように、少しずつコーヒーに慣れていってみてくださいね。
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