良いコーヒーとは、鮮度が良いもの。
なので、できるだけ鮮度が良いコーヒーを飲みたいですよね。
コーヒーの鮮度の見分け方、知りたくないですか?
ぼく自身、コーヒーの鮮度について悩んだ時期がありました。
というのも、スーパーや某量販店で買ったコーヒー豆が、全然おいしくなかったからです。
その理由は、ずばり鮮度が良くないから。

「安さ」とか「みんなが買っているから」に負けちゃダメ。
正直、コーヒー豆の鮮度の見分け方は、淹れてみないと判断が難しいです。
なので、今回はコーヒーの鮮度の見分け方を、4つのチェックポイントにまとめてみました。
- スーパーや量販店のコーヒー豆は、鮮度が悪いと思ってOK
- お湯を注いで膨らむのは、炭酸ガスが抜けきっていない証拠=鮮度が良い
- コーヒー豆の香りは、鮮度が悪くなるにつれてどんどん抜けていく
- 飲んでみて「良い酸味」ではなく「すっぱい」と感じたら鮮度が悪いかも
買ってきたコーヒー豆の鮮度を気にするときは、これから説明する「見分け方」を参考にしてみてください。
コーヒーの鮮度は、1ヶ月以内が目安
まず、知っておいてもらいたいのは、コーヒー豆の鮮度は「1ヶ月」が目安であるということです。
これは、買ってきてから「1ヶ月」ではなく、焙煎してから「1ヶ月」程度です。
なので「昨日買ってきたばかりだから」というのは、本当に鮮度が良いとは言い切れません。
「いつ焙煎をしたか」が分かるだけで、コーヒーの鮮度の見分け方に役立ちます。
鮮度の良いコーヒー豆を見分け方、5つのチェックポイント
鮮度の良いコーヒー豆の見分け方は、以下の5つのチェックポイントで確認できます。
スーパーや量販店のコーヒー豆は、鮮度が悪いと思ってOK
まず、スーパーや量販店に売っているコーヒー豆は、基本的に鮮度が悪いと考えてもらってOKです。
見分け方というよりも、買い方に近いかもしれませんね。
その理由は「大量生産、大量ストック」をしているから。
安いからといってスーパーや量販店でコーヒー豆を買っても、結局鮮度の悪いコーヒーを飲むことになってしまいます。
お湯を注いで膨らむのは、炭酸ガスが抜けきっていない証拠=鮮度が良い
コーヒー豆を買って、自宅で挽いて、ドリップする。
お湯を注いだときにコーヒー豆が膨らむのは、鮮度が良い証拠です。
鮮度の見分け方としては、一番わかりやすいかと思います。
コーヒー豆には炭酸ガスが含まれていて、お湯を注いだらその炭酸ガスが抜けていき、膨らむという仕組みです。
しかし、炭酸ガスは何もしなくても自然に抜けていくもの。
つまり、焙煎からかなり時間が経ったコーヒー豆は、炭酸ガスが抜けきっている状態です。
お湯を注いだときに「コーヒー豆が膨らまない」のは、鮮度の見分け方の基本となります。
コーヒー豆の香りは、鮮度が悪くなるにつれてどんどん抜けていく
淹れる前の鮮度の見分け方のひとつが、コーヒー豆の香りチェックです。
香りも炭酸ガス同様、焙煎後からどんどん抜けていきます。
特に「浅煎りでフルーティなフレーバーが特徴のコーヒー豆」は分かりやすいです。
焙煎後はコーヒー豆とは思えないほどの爽やかでフルーティな香りを楽しめますが、焙煎後からだんだんと弱くなってしまう特徴も持っています。
鮮度の見分け方は、香りでもある程度判断できるということを覚えておきましょう。
飲んでみて「良い酸味」ではなく「すっぱい」と感じたら鮮度が悪いかも
コーヒーの代表的な味のひとつとして「酸味」が挙げられます。
この「酸味」は、鮮度が悪くなると「嫌な酸味」に変わってしまいます。
これは、コーヒー豆に含まれている脂肪分が酸化してしまうため。
「すっぱい」とネガティブに感じたら、それは良い酸味ではなく「悪い酸味」である=鮮度が悪いと見分けることができます。
鮮度は重視するのは良いけれど「鮮度を命」にしないほうが良い理由
ここまで、鮮度の見分け方を解説しましたが、だからといって「鮮度を命」にしないほうが良いと、個人的には思います。
よく言われる「焙煎から3日後が一番おいしい」には注意したい
コーヒー豆を焙煎すると「3日後ぐらいに味が落ち着いてくる」とよく言われます。
確かにこれについては間違いありません。
これは、炭酸ガスの放出が落ち着いてくることが大きな理由です。
しかし、ぼくが思うに、焙煎したその日のコーヒー豆も、おいしいと思います。
もちろん鮮度が悪いのは嫌ですが、その時の味を楽しめると、コーヒーのおいしさん幅も広がっていきますよ。
味の移ろいを楽しむのも、コーヒーを淹れる醍醐味
個人的には、焙煎からの味の変化を楽しみたいです。
焙煎した日のコーヒー豆と、2週間後のコーヒー豆、明らかに味が違います。
ゆっくりと味が移り変わっていくのを、日々楽しむのもコーヒーを味わう秘訣。
コーヒー豆の味わいや香りは、鮮度が全てではない
鮮度ばっちりの状態のコーヒーを飲み続けることは、不可能です。
もちろん明らかに鮮度が落ちてしまったコーヒーは問題外ですが、ある程度の鮮度の悪さは受け入れても良いのではないでしょうか?
お店によっては、2週間や1ヶ月のストックをしているところもあります。
でもそれが悪いわけではありません。
結局、飲んでみておいしかったらそれが正解です。
「鮮度が命」と肩肘張らずに、おいしければ素直にそれで良い、のではないかと思います。
コーヒー豆の鮮度はひとつの目安。おいしいと感じるなら、それが正解
コーヒーの鮮度の見分け方や、ぼくなりの鮮度に関する考え方をご紹介しました。
コーヒーの鮮度の見分け方は、以下の通りです。
- スーパーや量販店のコーヒー豆は、鮮度が悪いと思ってOK
- お湯を注いで膨らむのは、炭酸ガスが抜けきっていない証拠=鮮度が良い
- コーヒー豆の香りは、鮮度が悪くなるにつれてどんどん抜けていく
- 飲んでみて「良い酸味」ではなく「すっぱい」と感じたら鮮度が悪いかも
おいしいコーヒーを飲むために、少しだけ参考にしてみてください。
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