コーヒーのアレンジレシピの代表として有名なのが「コーヒー牛乳」「カフェオレ」「カフェラテ」ですね。
ブラックコーヒーは飲めなくても、これなら飲めるという人は多いのでは?
それぞれのコーヒーに共通しているのは、ミルクがたっぷり入っていることです。
ミルクのおかげで、ブラックコーヒーが苦手な人でも飲みやすくなります。
お店で見かけることはあるけれど、違いは何なのかご存知ですか?
違いを知っておくと、自宅で淹れる際の役に立つし、お店でも注文の幅が増えますよ。

たっぷりミルクのカフェオレ大好き
コーヒー牛乳、カフェオレ、カフェラテの違い

昔ながらのコーヒー牛乳、コンビニでも手軽に買えるカフェオレ、スタバなどでのアレンジレシピも豊富なカフェラテ。
それぞれに違いがあります。
味や入れ方の違いは以下の通り。
味のイメージ | 作り方 | 特徴 | |
コーヒー牛乳 | 甘くて飲みやすい | コーヒーを牛乳で割る | 販売できない |
カフェオレ | まろやかなコーヒー | ドリップコーヒーを牛乳で割る | 子供も飲みやすい |
カフェラテ | 苦味がベース | エスプレッソを牛乳で割る | 大人向け? |
一般的なイメージで、ざっくり違いをまとめてみました。
それぞれのイメージは人によって違うと思いますが、作り方ははっきり違うので後述します。
あと、コーヒー牛乳の特徴は知っておくと雑学が増えます。
コーヒー牛乳は販売できない
昔はよく見ていた「コーヒー牛乳」という商品ですが、最近は見かけなくなりました。
それは「牛乳」と表記する際の法律が厳しくなったためです。
事の発端は2000年に起きた「雪印集団食中毒事件」です。
この事件以降、牛乳と名前が付く飲み物に規制をかける法律案が進められ、2003年からは生乳100パーセントの牛乳しか、牛乳という文字が使えなくなってしまいました。
それまでは生乳が含まれている割合に関係なく「コーヒー牛乳」と名付けることができていましたが、これ以降は「カフェオレ」や「カフェラテ」として販売するようにシフトしています。
コーヒー牛乳という商品を店頭で見かけなくなったのは、この事件のせいです。
また逆にカフェオレやカフェラテの文字が入った商品を見かけるようになったのも、この事件以降ということになります。
コーヒーフレッシュを入れたものはどれにも当てはまらない
コーヒーフレッシュを入れたコーヒーは、コーヒー牛乳、カフェオレ、カフェラテのどれにも当てはまりません。
フレッシュは牛乳ではなく、植物性脂肪です。牛乳みたいなもの、です。
【作り方】コーヒー牛乳の主役は牛乳と砂糖
今や商品として買うことができなくなってしまったコーヒー牛乳ですが、自宅で簡単に作ることができます。
作り方は、コーヒー(なんでもOK)に牛乳と砂糖を混ぜるだけです。
明確なレシピはない
コーヒー牛乳のレシピは、明確に決められていません。
カフェオレやカフェラテも、コーヒー牛乳と呼ぶことはできます。
つまり、コーヒーと牛乳が混ざっていればそれはコーヒー牛乳なのです。
一般的なコーヒー牛乳のイメージは甘くて飲みやすいものなので、砂糖と牛乳をコーヒーにプラスしてやれば良いでしょう。
どちらかというと子どもでもおいしく飲めるイメージが強いので、砂糖を多めに入れても良いかもしれませんね。
【作り方】カフェオレの主役は普通のコーヒーと牛乳
カフェオレは、普通のコーヒーと牛乳を半々で作ります。
ここで言う普通のコーヒーとは、エスプレッソ以外のことです。
ハンドドリップで淹れたコーヒー、サイフォンで淹れたコーヒー、水出しコーヒー、どれでも間違いではありません。
コーヒーと牛乳の割合はほぼ半々
カフェオレは誰でも飲みやすいように牛乳をたっぷり入れます。
砂糖を入れずマイルドなコーヒーとして楽しむのも良いし、砂糖をたっぷり入れて、甘いカフェオレを楽しんでみるのも良いでしょう。
自宅で作る場合は、カフェオレにするために無理に半々にしなくても良いと思います。
また、カフェオレベースという、別名コーヒーシロップと呼ばれる飲み物もあります。
カフェオレベースは、コーヒーと砂糖を煮出して作られるもので、とても甘く長持ちします。
カフェオレベースを使ってカフェオレを作る場合は、牛乳と半々で割ってしまうと甘すぎてしまうため、通常は1:9もしくは2:8程度で牛乳を多めに入れます。
それでもカフェオレと呼ぶことはできるので、レシピに縛られないようにカフェオレを楽しんでみてください。
【作り方】カフェラテの主役はエスプレッソ
カフェラテは、そもそものコーヒーが違います。
普通のコーヒーで作るカフェオレに対し、カフェラテはエスプレッソを使います。
エスプレッソは苦味やコクが強いことが特徴。
自宅で淹れるためには、専用のエスプレッソマシンが必要になります。
ミルクの割合が多いけれど苦味が強い
エスプレッソは、少量で苦味や味がとても濃いです。
そのため、カフェラテを作る際は、必然的にミルクの量が多くなります。
しかしエスプレッソは味がしっかりしているので、ミルクを多めに入れてもコーヒーらしさが失われることはありません。
割合としてはコーヒー20%、ミルク80%といったところです。
砂糖をたっぷり入れて飲んでもおいしいです。
スタバなどのアレンジコーヒーは、ほとんどがエスプレッソベースで作られています。
好みの味を探してみましょう
それぞれ微妙に違いがあるので、どんなアレンジコーヒーが好みなのかを探してみましょう。
いつもカフェオレを頼んでいる人はカフェラテに挑戦してみたり、自宅で甘いコーヒー牛乳を作ってみるのも楽しいと思います。
ブラックコーヒーばかり飲んでいるという人も、おいしいカフェオレやカフェラテを飲むとコーヒー生活が変わるかもしれません。自分好みの味を探して、コーヒーライフの幅を広げてみましょう。
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