【黄色信号】うつ病などの精神疾患にコーヒーが効くと盲信するのは危険

健康&ダイエット
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うつ病や精神疾患に、コーヒーが効果的という記事をよく見聞きします。

でもその情報、半分合っているようで半分間違っていることもあるので要注意です。

今、うつ病かもしれないと悩んでいる人や、精神疾患の治療中という人は、少しコーヒーとの付き合い方を考えたほうが良いかもしれません。

 

 

精神疾患にコーヒーが良いという意見はありますが、盲信は要注意です。

・眠りを妨げる
・薬の効果を下げる

ただし、コーヒー好きな人にとってはリラックス作用が期待できるという一面も。

またうつ病の発生リスクを減らせることもできるという研究結果アリ。

ほどほどを見極めましょう

 

先日このようにツイートしましたが、この内容を深掘りしていきます。

 

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コーヒーと自殺の関係

コーヒーが自殺の予防に効くというのは、世界の研究機関から発表されています。

ハーバード公衆衛生大学院が発表した研究結果によると、毎日数杯のコーヒーを飲むと男性と女性の自殺の危険性が約50%減少するとされています。

これは43,599人の男性、164,825人の女性の被験者を対象にしたものです。

 

ただしフィンランドのある調査では、1日に8〜9杯飲んでいる人々の自殺のリスクが高いことが示されました。

 

何杯飲めば効果的、という明確な基準はないのが現状です。

コーヒーと自殺の因果関係についてはまだ研究中の段階ですが、何かしらの関係があることが発表されています。

 

うつ病はコーヒーで予防できる可能性がある

ではまず、コーヒーがうつ病に良いとされている点をご紹介します。

ここで注意していただきたいのは、あくまでも「予防できる可能性がある」ということです。

 

コーヒーの香りによるリラックス効果

コーヒーの香りにはリラックス効果があります。

この気持ちを落ち着かせる作用は、精神を安定させることが期待できるので、うつ病などに効果的と言われています。

しかし当然のことながら、コーヒーの香り自体が苦手という人にとっては、ストレスでしかありません。

 

覚醒作用による適度な緊張感

カフェインによる覚醒作用は、適度な緊張感をもたらしてくれます。

リラックス効果とは真逆の作用ですが、少しの緊張感は逆に精神の安定に繋がるとされています。

 

うつ病の治療中にコーヒーの飲むのは黄色信号

ここが本題となります。

今現在うつ病を発症しているという人や治療中という人は、コーヒーとの付き合い方を考え直すべきです。

 

コーヒーは不眠に繋がる可能性がある

コーヒーの代表的な効果として、覚醒作用が挙げられます。

うつ病の人は不眠症になってしまうケースが多いため、カフェインの覚醒作用のせいで不眠に拍車をかけてしまう可能性があります。

少しの量や時間帯によっては問題ありませんが、飲むタイミングを考えたほうが良いでしょう。

「夕方以降はコーヒーを飲まない」「1日に1〜2杯にする」など、自分の体を労わるように飲む量や時間帯を決めてみてください。

 

パニック発作を起こす可能性がある

カフェインによる覚醒作用が原因で、興奮状態になってしまいパニック発作を起こす可能性もあります。

これも少量であれば問題はないようですが、コーヒーはうつ病に効果的と盲信してしまっている人は、十分に注意するようにしてください。

 

薬の効果を抑制してしまう恐れがある

抗うつの薬や入眠の薬などを服用している場合、その効果を下げてしまう恐れがあります。

これもカフェインの作用によるものですが、薬を飲んでいる場合は極力カフェインを過剰に摂らないよう、心がけたほうが良いです。

 

アドレナリンとセロトニンのバランスが崩れる

難しく聞こえますが、言葉だけは知っているという人は多いと思います。

 

  1. アドレナリン:興奮物質
  2. セロトニン:幸せ物質

 

このように、簡単に覚えておいてください。

アドレナリンやセロトニンは脳内に発生する物質のことですが、健康な人の脳はふたつのバランスが良いです。

 

とはいえ、多少のバランスの悪さは問題ではありません。

問題になるのは、薬を飲んでいる場合です。

うつ病の薬として処方されるものの中には、セロトニンを増やす薬があります。

それはうつ状態や不安状態のときは、セロトニンが不足している場合が多いからです。

セロトニンが不足すると、アドレナリンを抑えることができず、脳内のバランスがとても悪くなってしまいます。

そんな時にカフェインを摂取してしまうと、アドレナリンは増える一方で、セロトニンの量が追いつきません。

 

つまり、脳内がリラックス状態にならないため、常に不安な状態や緊張状態になってしまい、薬を飲んでもうつ状態が改善されなくなってしまう可能性があるのです。

うつ病で処方された薬と、カフェインはできるだけ併用しないようにしてください。

 

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どうしてもコーヒーが飲みたいときはカフェインレスの活用がおすすめ

もしもうつ状態だけどコーヒーがどうしても飲みたいという場合は、飲む時間帯を早めたり、杯数を減らすように工夫してみてください。

ただし基本的には、カフェインを断つことをおすすめします。

「カフェインを取りたくない」「でもコーヒーが飲みたい」という人は、デカフェやカフェインレスコーヒーを飲むようにしてください。

 

【ネスカフェ】ドルチェグストはカフェインレスコーヒーもある

おいしいコーヒーが手軽に飲めることで有名なネスカフェのドルチェグストですが、実はカフェインレスのラインナップも豊富です。

あまり知られていないのですが、妊娠中や授乳中のママさんの中では有名です。

 

コーヒー好きな人にとって、おいしさに満足できずなかったら余計ストレスが溜まってしまいますよね。

ドルチェシリーズのコーヒーは味、手間、価格ともに文句なしなので、カフェインレス目的で申し込んでみるのもアリだと思います。

 

今はキャンペーン中なので、マシンが無料で手に入ります。

もちろん普通のコーヒーのカプセルを注文することもできるので、朝はカフェイン入りのコーヒー、お昼以降はカフェインレスにするという使い分けもできます。

自分はカフェインレス、家族は普通のコーヒーな人によって使い分けるのも良い方法ですね。

 

以上の情報をまとめると…

 

  • ドルチェグストはコーヒーがおいしい
  • マシンは無料で手に入る
  • 普通のコーヒーも飲めるから使い分けOK

 

というところです。

カフェインレスのおいしいコーヒーを探す際は、ドルチェグストが一番手軽かつ安心できでしょう。

 

マシン無料レンタル/ネスカフェ ドルチェ グスト

 

 

 


うつ病のときはコーヒーとの付き合い方を考えてみて

コーヒーを日常的に飲む人は、うつ病などの精神疾患のリスクが少ないと言われています。

しかし、その程度は人それぞれだし、コーヒーが苦手な人にとってはストレスでしかありません。

 

うつ病かもしれない…と思ったら、食事や飲み物を改めてみるのも効果的ですが、一番の対処法は病院へ行くことです。

気になる人は、症状が悪化する前に、早めに専門のお医者さんに相談するようにしてみましょう。

 

<参考文献>

ネスレ日本株式会社【コーヒーと健康】

Coffee drinking tied to lower risk of suicide

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