アメリカンコーヒーとは「浅煎り」のこと。由来や普通のコーヒーとの違いを紹介

談笑基礎知識
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喫茶店やカフェなどにあるアメリカンコーヒーとは?いうメニュー。

気になっていても頼んだことがない、という人も多いと思います。

 

アメリカンコーヒーとは、そもそもどんなコーヒーなのか、ご存知ですか?

 

結論から言えば、アメリカンコーヒーとは「浅煎りのコーヒー豆を使ったコーヒー」です。

よく誤解されるのが「アメリカンコーヒーは、ただの薄いコーヒー」ですが、そんなことはありません。

 

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アメリカンコーヒーとは、浅煎りの豆を使ったコーヒーのこと

コーヒーショップ

アメリカンコーヒーの正式な定義は、浅煎りのコーヒー豆を使ったコーヒーです。

 

焙煎度が低いシナモンロースト(浅煎り)やミディアムロースト(やや浅めの中煎り)の豆を使って、パーコレータなどのコーヒーメーカーで多めのお湯でいれる点が特徴である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカン・コーヒー

 

浅煎りのコーヒー豆は、一般的に酸味が強くて苦味が弱いのが特徴

 

さっぱりとした味わいで、コーヒー豆が本来持つ「フルーティなフレーバー」を楽しめます。

 

「薄いコーヒー」という認識も健在

正式には「浅煎りのコーヒー豆」を使ったコーヒーが、アメリカンコーヒー。

 

ただし、昔から日本人に馴染みのある「アメリカンコーヒー」は「薄いコーヒー」という認識が根強いです。

 

コーヒーの一般的な味と言えば「しっかりした苦味」ですよね。

浅煎りのコーヒー豆は「苦味」が弱いため、結果的に「薄いコーヒー」という認識になったようです。

 

その文化の影響で、単純に「薄いコーヒー」のことを「アメリカンコーヒー」と呼ぶお店はまだあります。

また、コーヒーをお湯で割ったものをアメリカンコーヒーとして提供している場合も

それについては、、あながち間違いとは言い切れないと思います。

「古き良き文化」かな、と思っていますので。

 

普通のコーヒーとアメリカンコーヒーの違いとは?

コーヒーカップ

一般的なコーヒーと、アメリカンコーヒーの違いとは「苦味が強いか弱いか」で判断できます。

 

しかし最近では、浅煎りのコーヒーも普通のコーヒーとして飲まれているため、境界線は難しいです。

 

ただの「薄いコーヒー」が「アメリカンコーヒー」であるという認識は、少し昔の風潮。

 

アメリカンコーヒーの由来(諸説あり)

コーヒー豆

アメリカンコーヒーの由来には諸説あります。

どの説が正しいのかと言うことはできませんが、参考程度にご紹介します。

 

アメリカ大陸の開拓中に生まれた飲み方

ヨーロッパ人がアメリカ大陸を開拓する際、十分なコーヒー器具を持っていませんでした。

そんな中、仕方なく淹れたコーヒーが「薄かった」ことから、アメリカンコーヒーが誕生したと言われています。

 

コーヒー豆の節約のため

第二次世界大戦中に、コーヒー豆の価格が高くなりました。

その頃にコーヒー豆の量を節約して淹れたところ、薄いコーヒーが浸透し、それが「アメリカンコーヒーという名前になった」という説もあります。

 

薄いコーヒーの名称として

昔の日本人が飲む一般的なコーヒーは、苦味の強いもの。

それに対し「浅煎り」は苦味が弱く、当時の人は、その味を「薄い」と表現しました。

苦味が弱いため「アメリカン=薄いコーヒー」という認識が広まった説もあります。

 

アメリカンコーヒーは日本だけの呼称

コーヒー

アメリカンコーヒーは、世界共通の言葉ではありません。

日本でのみ通用する言葉です。

海外で「アメリカンコーヒー」とオーダーしても通じませんので、注意しましょう。

 

アメリカでは「weak coffee」と呼ばれる

例えばアメリカで「アメリカンコーヒー」を注文したいときは「weak coffee」とオーダーしましょう。

 

ただし、お店によっては対応できないところもあります。

そもそも「weak coffee」の文化も、あまり浸透していませんので、メニューにない場合があります。

 

アメリカンコーヒーとアメリカーノは違う

コーヒー

アメリカンコーヒーに似た名前のコーヒーが「アメリカーノ」です。

 

アメリカーノとは「エスプレッソ」をお湯で割った飲み物のこと

 

エスプレッソをちょうど良い濃さにして、さらっと飲むことができます。

アメリカーノは「weak coffee」と違い、世界で通用する言葉です。

 

アメリカンコーヒーの作り方

コーヒー

アメリカンコーヒーの作り方は、浅煎りのコーヒー豆を、適切に淹れるだけ。

簡単にご紹介します。

 

浅煎りのコーヒー豆を使う

浅煎りのコーヒー豆とは、焙煎度で言えば「シナモンロースト」や「ミディアムロースト」あたり。

お店で買うときは、ざっくり「浅煎り」のコーヒー豆を選べばOKです。

 

さっと淹れる

「アメリカンコーヒー」は、さっぱりとした味わいを目指したいところ。

ハンドドリップでアメリカンコーヒーを作るなら、お湯を太く注いで、さっと淹れるようにしましょう。

 

粗めにコーヒー豆を挽く

コーヒー豆は、細かく挽くほど味が濃くなります。

粗めにコーヒー豆を挽けば、あっさりとしたコーヒーを淹れられます。

通常のドリップでは中挽き程度ですが、少し粗めに挽くことがポイントです。

 

 

アメリカンコーヒーを楽しみましょう

コーヒー

アメリカンコーヒーとは「浅煎りのコーヒー」のことです。

最近は浅煎りのコーヒーが流行中。

手軽に手に入るし、コーヒースタンドやカフェなどでも飲むことができます。

 

ほとんどのお店では、アメリカンコーヒーとあえて記載せず、通常のコーヒーと提供しています。

コーヒーには様々な味わいがありますが、いつも深煎りの「こってり」したコーヒーを飲んでいるという人は、浅煎りのアメリカンコーヒーも楽しんでみましょう。

 

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